名前が似ているだけで中身は無関係
この2つは同じ仕組みのように語られがちで、混ぜて覚えた人は両方を取り違えます。共通点はレイドの戦利品として出てくることだけです。未鑑定品は普通の戦利品で、性能はレイドの中で時間のかかる拾得動作を行うと判明します。暗号文はレジェンダリーの巻物で、持ち帰ってキャンプの特定の相手に渡します。
取り違えには実害があります。キャンプに鑑定カウンターがあると思い込んで未鑑定装備を持ち帰る人、仕組みを理解してから動こうとして暗号文を抱え込む人。どちらも倉庫を無駄に埋めますし、このゲームで最初に足りなくなるのが倉庫です。
どちらの仕組みにも、確認できた手数料はありません。キャンプでの1個ごとの鑑定費用という話はそれなりに流れていますが検証されたことはなく、以下の説明もそんな費用は前提にしていません。
鑑定は拾った場所で行う
未鑑定品が落ちたとき、正体を暴く操作はその場で時間を使います。この遅延は水増しではありません。落ちた瞬間に横取りされないようにするための時間で、働いた本人がその上に立っていられる猶予が生まれます。欲しい第三者は連打で先着するのではなく、その地面を奪いに来なければなりません。
守ってくれる設計は、そのまま自分を晒す設計でもあります。拾得中は静止して手がふさがり、しかも直前に派手な音を立てた地点に立っています。PvPvEにおいて新しい死体は信号弾で、拾得モーションは出撃中で最も守りが薄い瞬間です。
だから拾得は儀式ではなく判断です。可能なら引きずるか下がるかして遮蔽に入り、進入路が4本ある場所ではなく1本の場所で鑑定してください。周囲を安全にできず、しかもそれが今日の目的でないなら、置いていくのも正解です。その分類の戦利品がどれくらいの価値になりやすいかは、晒される時間に見合うかを決める前にアイテムデータベースで当たれます。
揉めないためのパーティーの取り決め
3人だと、拾得の問題は分担の問題になります。慣れたパーティーが使う取り決めは単純で、戦闘を抱えていない人が鑑定を担当し、それを現場ではなく事前に合意しておくというものです。体力満タンで退路も綺麗な人の拾得と、クールダウンを全部吐いた直後の人の拾得は、まったく別のリスクです。
戦利品の分配規則もキューに入る前に決めましょう。落ちた物の上で口論しているパーティーは止まっているパーティーで、あの拾得時間はまさにその状態を罰するために置かれています。そもそも何を持ち帰る価値があるのかという話は持ち帰る物と売る物で扱っています。
ここで関係するマッチングの規則もひとつ。開発チームは違反チーミングを「複数のプレイヤーが他者に対して協力するために意図的に同じマッチへ入ること」と定義していて、マッチ内でその場限りの休戦を結ぶのは対象外だと明言しています。落ちた物から相手が離れるのを見逃すのは、罰される行為ではありません。
暗号文は鑑定ではなく配達の仕事
暗号文は、レイドから持ち出してキャンプの相手に渡すレジェンダリーの巻物です。現行版には6種類、祖霊の暗号文、血契の暗号文、幽影の暗号文、古諭の暗号文、残響の暗号文、灰燼の暗号文があります。誰に渡しても基本報酬は出るので無駄にはなりませんが、正しい相手に渡すと基本報酬に加えて追加アイテムの抽選が乗ります。
宛先の情報は巻物自身に書かれています。各暗号文のフレーバーテキストには特徴的な語句が入っていて、それが「これは誰の商売の話か」を指しています。炉と金床の話なら金属を扱う人、隊商と岩塩の話なら物を運ぶ人。仕組みが見えれば、対応表がなくても読めます。
ただし語句と相手の正確な対応は、開発チームからは公開されていません。存在するのはプレイヤーが実際に渡して結果を突き合わせた対応表で、次の節がそれです。規則ではなくよくできた共同作業として扱い、例外はあるものと思ってください。
コミュニティがまとめた語句の対応表
以下は複数人の独立した報告が一致した組み合わせで、公式の情報源はありません。どの語句も入っていない暗号文は、内容が近い相手に渡して基本報酬を取ってしまいましょう。
| フレーバーテキストの語句 | キャンプの渡し先 |
|---|---|
| 都市国家、諜報、血、洞察、均衡、物々交換 | カザロ |
| 潮汐、石段 | ソキ |
| 帰郷、錨、残響、預言、ツム | ティア |
| 炎、硫黄、灰、金床、炉、無名 | ドラム |
| 絨毯、隊商、干し草、チーズ、駱駝の鈴、岩塩 | 駄獣 |
| 真言、樹洞、隠し場所、楽譜、弦をつま弾く、ルーン、なめし革 | ピピ |
| 封蝋、酸、麦芽 | シグリッド |
表は仮説の出発点として読んでください。2つの行にまたがる語句を持つ巻物もあり、その場合プレイヤーは主題として強いほうを選ぶと報告しています。錨と預言の話は、ついでに炎に触れただけの巻物よりティア寄りだ、という具合です。優先順位の決め手は公開されていないので、ここは計算ではなく判断です。
暗号文が出始めるレベルやキャンプの進行度も確認できていません。まだ1枚も見ていないとしても、それは自分のやり方が間違っている証拠ではありません。
初見の暗号文を読む手順
信頼できるやり方は10秒で済みます。フレーバーテキストを読み、世界一般ではなく誰かの生業に属する名詞を探すこと。霧、遺跡、狩りは背景装飾です。金床、帳簿、隊商、醸造の材料、封蝋は職業であり、職業には人がいます。
2人が候補になるなら、どちらの名前が出ているかではなく、どちらにとって役に立つ文書かを考えてください。均衡と物々交換の文書は、商人が一度も出てこなくても商人の問題です。樹洞と隠し場所の文書は拾い集める者の問題です。上の表を組み立てたのと同じ推論で、表に載っていない巻物にも通用します。
確証を待って巻物を寝かせないこと。基本報酬は無条件、追加分はあくまで抽選、そして倉庫の空きには実費があります。今日ややズレた相手に渡した暗号文は、来週も倉庫にある完璧な暗号文より価値があります。
どちらにも倉庫を食い潰させない
2つの仕組みは、現実には同じ壊れ方をします。溜め込みです。あの場では鑑定が危なかったからと未鑑定のまま持ち帰り、仕組みを理解してから渡そうと暗号文を積む。合わせ技で、128枠から始まりキャンプへの投資でしか増えない倉庫が埋まります。
対処は毎回の判断ではなく決算時の規則にすること。暗号文は届いたその日のうちに渡す。持ち帰ってしまった未鑑定品は次にキューへ入る前に片付ける。そのうえで残った物を、自分が実際に進めているレシピと施設レベルに照らし、必要ない分は眺めずに売る。
売るのも技術です。売却画面に出る商人の値段と、手数料を引いた取引所の回収額は別の数字で、どちらが勝つかはアイテムによります。固定商人が何を扱い何をいくらで買うかは商人カタログにまとまっているので、出品前の比較基準にしてください。
次にやること
アイテムデータベースでクエスト・撤退用の分類と素材一覧に目を通しておくと、次に出てくる見慣れない戦利品が調べ物ではなく再確認になります。売る前には商人カタログで照合する癖をつけましょう。
持ち帰る前に死んで暗号文が溜まっているなら、問題は上流にあります。撤退の仕組みと戦利品を減らす初心者のミスを、この順で読んでください。